新型RAV4(60系)に乗っていて、「後席にもモニターを付けたい」「子どもにYouTubeを見せたい」と考える人は多いと思います。
結論からいうと、60系RAV4は後席モニターを後付けできます。 ただし、純正ディスプレイオーディオにHDMI入力があるからといって、市販の後席モニターへそのまま映像を出せるわけではありません。
後席でYouTubeやPrime Videoを見るなら、Fire TV StickなどのHDMI対応機器と後席モニターを組み合わせて使えます。一方、純正テレビやUSBビデオなどは、そのまま後席へ映せません。見たい映像によって必要な機器が変わります。
ここでは、60系RAV4の純正装備との違い、後付けできるモニター、YouTube・HDMIの対応、取付方法、費用まで、自分に必要な組み合わせが分かる順番でまとめています。
- 後席モニターは後付けできる
- 純正HDMIは入力用で、後席モニターへの映像出力端子ではない
- YouTubeなどはFire TV StickなどのHDMI機器を使って後席で楽しめる
- 純正テレビなど、別の機器が必要になる映像もある
- 50系RAV4用のリアモニター適合情報と60系を混同しない
新型RAV4(60系)は後席モニターを後付けできる
新型RAV4(60系)は、適合する市販の後席モニターを後付けできます。
ただし、選ぶ前に知っておきたいのが、純正HDMI端子の役割と純正後席ディスプレイの有無です。HDMI端子があるだけで、市販モニターへ純正画面の映像を出せるわけではありません。
60系RAV4には純正HDMI入力が標準装備されている
60系RAV4には、前席のセンターコンソールボックス内にHDMI端子が備わっています。
トヨタ公式では全車にHDMI入力端子があり、映像と音声を入力できます。端子は一般的なHDMIタイプAで、対応する映像信号は480p・720p・1080i・VGAです。
HDMI出力に対応した外部機器を接続すると、純正ディスプレイオーディオで映像や音声を再生できます。
トヨタ公式では、HDMIへ接続する機器を特定していません。Fire TV Stickを含め、使用する機器やケーブルによっては正常に再生できないことがあります。
ここで注意したいのは、「HDMI入力があること」と「後席モニターへ映像を出せること」は別ということです。
純正HDMIは入力用で後席への映像出力端子はない
RAV4の純正HDMI端子は、外部機器からディスプレイオーディオへ映像を入れるための端子です。
トヨタ公式では、60系RAV4には音声・映像ともに出力端子がないことが明記されています。
そのため、
「RAV4にHDMI端子があるから、市販のリアモニターをHDMIケーブルでつなげば純正画面と同じ映像が映る」
という使い方はできません。
後席にもHDMI映像を表示したい場合は、純正HDMI端子だけでは足りません。後席モニターへHDMI映像を送るための製品と配線が別に必要です。
たとえばナビ男くんのSumaMoniLite(スマモニ・ライト)は、Fire TV StickなどのHDMI対応機器をディスプレイオーディオのHDMI端子へ接続し、その映像を後席でも表示する商品です。60系RAV4も対応車種に含まれています。
後席モニターを選ぶときは画面サイズだけでなく、「何を後席で見たいのか」まで考えて選ぶことが大切です。
純正後席ディスプレイはRAV4公式アクセサリーで確認できない
「できればトヨタ純正の後席モニターを付けたい」と考える人もいるでしょう。
しかし、2026年8月16日時点でトヨタの60系RAV4公式アクセサリーページを調べた範囲では、RAV4用の純正後席ディスプレイは掲載されていません。
そのため、60系RAV4の後席に画面を追加するなら、60系への適合が確認できる市販品から探すのが現実的です。
なお、ネットでRAV4のリアモニターを探すと、50系RAV4向けの商品や取付例も出てきます。
50系向けの商品や適合情報を、そのまま60系に使えるとは限りません。「RAV4対応」という表記だけでなく、60系への適合まで確かめて選ぶのが安全です。
次に重要になるのが、後付けしたモニターで「何が映せて、何がそのままでは映せないのか」です。YouTubeを見る場合と、純正テレビを見る場合では必要な機器が変わります。
SumaMoniLiteで映せる映像とそのままでは映せない映像
SumaMoniLiteで後席へ表示できるのは、基本的にFire TV StickなどHDMI対応機器の映像です。純正ディスプレイオーディオに映るものを、すべて後席へ表示する製品ではありません。
YouTubeなどのネット動画を見る場合と、テレビを見る場合では必要な機器が異なります。
YouTube・Prime VideoはFire TV StickなどのHDMI機器で見られる
SumaMoniLiteは、Fire TV StickなどのHDMI対応機器から入力した映像を後席モニターへ表示できます。
ナビ男くん公式でも、HDMI対応機器をディスプレイオーディオのHDMI端子へ接続し、ネット動画の映像を後席で見る使い方が示されています。
後席だけでなく、前席や走行中も含めてYouTubeを見る方法を比べたい場合は、以下の記事でFire TV Stick・TVキャンセラー・アンドロイダーの違いを確認できます。

純正テレビ・USBビデオ・Miracast・純正DVDはそのままでは映せない
注意したいのは、純正ディスプレイオーディオに表示できる映像が、すべてSumaMoniLiteにも表示されるわけではないことです。
ナビ男くん公式では、次の映像はSumaMoniLiteへそのまま表示できないと明記されています。
・純正テレビ
・USBビデオ
・Miracast
・純正DVD
特に間違えやすいのが純正テレビです。
前席のディスプレイオーディオでテレビを見られても、その純正テレビ映像をSumaMoniLiteへそのまま送ることはできません。純正DVDもSumaMoniLiteの後席表示には対応していません。
「前席に映っている画面を、そのまま後席へ映すモニターではない」と考えておくと分かりやすいです。
後席でテレビを見るなら外付け地デジチューナーを追加する
後席でもテレビを見たい場合は、純正テレビとは別に外付け地デジチューナーを追加します。
SumaMoniLiteには外付け地デジチューナーを追加でき、現在はコードテック製とKEIYO製から選べます。これを追加すれば、後席モニターでもテレビを視聴できます。
YouTubeやPrime Videoが中心なら、Fire TV StickなどのHDMI対応機器を使います。テレビも後席で見たい人は、外付け地デジチューナーが必要です。
「後席で何を見たいのか」まで決めてから機器を選ぶと、不要な機器を付けずに済みます。

次は、60系RAV4への取付方法と、50系向け商品を選ばないために知っておきたい適合情報です。
新型RAV4の後席モニターは取付方法と60系への適合を見て選ぶ
RAV4用の後席モニターには、シート背面に取り付けるタイプのほか、天井へ取り付けるリアビジョンもあります。
フリップダウン型・前席背面型・アーム取付型の違いを比べたい場合は、後席モニターの後付け方法と3タイプの違いも参考にしてください。
ただし、ネット上には50系RAV4向けの商品も残っています。新型60系に付けるなら、取付方法だけでなく60系への適合が確認できているかまで見て選ぶ必要があります。
ナビ男くんは10.1インチのSumaMoniLiteをシート背面へ取り付ける
ナビ男くんのSumaMoniLiteは、ヘッドレストのシャフトを利用してモニターを固定するタイプです。
モニターはシート背面に沿うように取り付け、ケーブルはシート内へ通します。天井を加工して取り付けるフリップダウン型とは取付方法が異なります。
60系RAV4はSumaMoniLiteの対応車種に含まれています。モニターは10.1インチと11.6インチの2サイズです。
ナビ男くんでは、アルファード/ヴェルファイア、ランドクルーザー300、ノア/ヴォクシー以外のトヨタ車には10インチを推奨しています。RAV4では、10.1インチの「AIT-101RM」が推奨サイズにあたります。
モニターは片側1枚から注文でき、左右のシートに取り付けて2画面にすることもできます。必要な枚数に合わせて選べます。
天井を加工せず、前席シートの後ろにモニターを取り付けたい場合に使える方式です。
ALPINEのRAV4用リアビジョン取付キットは50系向けと60系を混同しない
「RAV4 リアモニター」で商品を探すと、ALPINEのRAV4専用リアビジョン取付キットも見つかります。
「KTX-Y100RV-RV4-50VG」は、10.1型/10.2型リアビジョンを天井へ取り付けるためのRAV4専用キットです。ムーンルーフ装着車は対象外です。
ALPINE公式ストアで記載されている適合は、ガソリン車がMXAA52/54、ハイブリッド車がAXAH52/54で、年式は2019年4月~2025年12月です。
KTX-Y100RV-RV4-50VGの公式適合には、現行60系RAV4は含まれていません。60系RAV4への適合は、現時点のALPINE公式情報では確認できません。
「RAV4専用」という商品名だけで選ばず、型式まで確かめることが大切です。
SumaMoniLiteは60系RAV4への対応が明記されています。一方、50系向けの天井取付キットを探す場合は、商品名ではなく型式まで確かめてください。
ナビ男くんのSumaMoniLiteは工賃込み55,000円から
SumaMoniLiteは、車両への取付費を含めて55,000円(税込)からです。モニターの枚数や地デジチューナーなど、追加する内容によって総額が変わります。
後席でYouTubeなどを見るだけなのか、テレビも見たいのかを先に決めておくと、必要な費用をつかみやすくなります。
後席モニターは片側1枚から選べて取付時間は2〜3時間
ナビ男くんのオリジナル後席モニター「AIT-101RM/AIT-116RM」は、片側1枚から注文できます。左右のシートへ取り付けて2画面にすることも可能です。
ナビ男くんでは商品だけの販売を行っておらず、車両への取付までセットになっています。自分で取り付けるためにモニターだけを購入することはできません。
後席モニターの取付時間は2〜3時間ほどです。追加するオプションによって所要時間は変わります。
価格を比べるときは、モニター本体だけでなく、取付費を含めた総額で比べるのがポイントです。
後席テレビ用の地デジチューナーは工賃込み44,000円から追加できる
後席でもテレビを見たい場合は、SumaMoniLiteとは別に外付け地デジチューナーが必要です。
現在のオプション価格は、取付費込み44,000円(税込)からです。追加作業には1時間ほどかかります。
テレビも後席で見たい場合は、SumaMoniLite本体とは別に地デジチューナー分の費用も見込んでおく必要があります。
Fire TV StickなどでYouTubeやPrime Videoを見ることが目的なら、テレビ用の地デジチューナーは不要です。
製品と取付作業の保証は1年間で基本はPITへ車を持ち込む
SumaMoniLiteは、製品と取付作業の保証がともに1年間です。取付日から1年間は、製品の故障や取付作業の不備について無償対応となります。
取付は完全予約制で、原則として予約日に指定のナビ男くんPITへ車を持ち込みます。
静岡・仙台・山形の一部エリアでは、作業場所などの条件を満たせばSumaMoniLiteの出張取付にも対応しています。出張対応商品と同時に注文した場合は、SumaMoniLiteも一緒に取り付けてもらえます。
市販モニターと価格を比べるときは、商品代だけでなく取付費まで含めて比べるのがポイントです。DIY向けの商品価格と、ナビ男くんの取付込み価格をそのまま比較すると条件が揃いません。
RAV4(60系)の適合や料金、追加オプションを公式ページで確認できます。
TVキャンセラーとアンドロイダーは後席モニターとは役割が違う
60系RAV4では、SumaMoniLite、TVキャンセラー、アンドロイダーにはそれぞれ違う役割があります。
後席に画面を追加したいのか、前席の映像制限を解除したいのか、テレビやBlu-rayまで楽しみたいのかによって必要な機器が変わります。すべてを付ける必要はありません。

TVキャンセラーを付けても後席モニター自体は追加されない
TVキャンセラーは、走行中でも同乗者が純正テレビやHDMI機器の映像などを前席ディスプレイで見られるようにする製品です。
60系RAV4向けのナビ男くん取扱品では、視聴制限を解除している間もナビを操作でき、自車位置の表示やルート案内も継続します。
ただし、TVキャンセラーを付けても後席用の画面が増えるわけではありません。
後席にもモニターが欲しい場合は、SumaMoniLiteなどを別に取り付けます。ナビ男くんの60系RAV4向けTVキャンセラーでは、SumaMoniLiteも追加できます。
TVキャンセラーと後席モニターは別の役割を持つ製品です。 前席の視聴制限を解除したいのか、後席に画面を追加したいのかで必要なものが変わります。
前席で走行中に純正テレビや純正HDMI映像を表示したい場合は、60系RAV4のTVキャンセラーの料金・適合・ナビへの影響を確認してください。
なお、走行中の映像表示は同乗者のための機能です。運転者は走行中に画面を注視しないでください。
後席でYouTubeを見るだけならアンドロイダーを前提にしなくてよい
後席でYouTubeやPrime Videoを見ることが主な目的なら、アンドロイダーを必ず付ける必要はありません。
SumaMoniLiteとFire TV StickなどのHDMI対応機器で対応できます。YouTubeを見るためだけにアンドロイダーを追加する必要はありません。
テレビ・Blu-rayまで含めてAV環境を広げるならアンドロイダーで外部機器をまとめて接続できる
アンドロイダーは、Fire TV Stickなどのストリーミング機器に加えて、外付け地デジチューナーやBlu-rayプレーヤー、後席モニターまで組み合わせられるAndroid AVアダプターです。
60系RAV4向けはHDMI入力3系統・出力2系統を備えており、アンドロイダーにつないだ外部機器の映像を前席や後席で楽しめます。
ネット動画だけでなく、テレビやBlu-rayまで含めて車内の映像機器を増やしたい人向けです。
ただし、アンドロイダーはTVキャンセラーではありません。
走行中に表示できるのは、アンドロイダーを介して接続したストリーミング機器、外付けテレビチューナー、Blu-rayプレーヤーなどの映像です。RAV4の純正テレビは走行中に映るようにはならず、後席モニターにも表示できません。
後席でテレビも見たい場合は、純正テレビではなく外付け地デジチューナーを接続します。Blu-rayやDVDを見る場合も、対応するプレーヤーを別に追加します。
アンドロイダー自体の料金や対応車種、Lite・TVキャンセラーとの違いまで比べたい場合は、ナビ男くんのアンドロイダーの仕組みと選び方を参考にしてください。
YouTubeが中心ならSumaMoniLite、テレビやBlu-rayまで使いたいなら必要な機器を追加すると考えれば、機器を増やしすぎずに済みます。
60系RAV4へ取り付ける前に知っておきたい注意点
後席モニターを付ける前には、60系への適合だけでなく、Fire TV Stickの電源や通信環境も準備しておきます。後席を倒して荷室を広げることが多い人は、モニターとの接触にも注意してください。
特にネットで商品を探す場合は、「RAV4対応」という表記だけで選ばず、60系への適合まで確かめることが大切です。
50系RAV4用の取付キットや適合情報を60系へ流用しない
RAV4の後席モニターを検索すると、50系向けの取付キットや過去の取付例も見つかります。
「RAV4専用」という商品名だけで選ばず、年式や型式まで合わせてください。SumaMoniLiteは、ナビ男くん公式でRAV4(60系)への対応が明記されています。
Fire TV Stickは電源・通信環境・初期設定を別に用意する
Fire TV Stickを使う場合は、HDMI接続とは別に次の準備が必要です。
・電源:Fire TV Stick本体への給電
・通信環境:ストリーミング再生に使うWi-Fi環境
・初期設定:アカウント・パスワード入力やWi-Fi設定
SumaMoniLiteでは、60系RAV4向けにグローブボックス内のシガーソケットをUSB給電ポートへ変換するオプションがあります。純正USBからFire TV Stickへ給電した際、車両側が未登録のスマートフォンからのアクセスと誤認するケースを避けるためです。
アカウント・パスワード入力やWi-Fi設定は利用者自身で行います。ナビ男くんでは、HDMI対応機器のセットアップは行っていません。
後席を倒すときはモニターとの接触に注意する
60系RAV4は、リヤシートの背もたれを前に倒せます。
トヨタの取扱説明書では、リヤシートを倒す前にフロントシートの位置と背もたれの角度を調整するよう記載されています。フロントシートの位置によっては、背もたれが後方に倒れているとリヤシートの操作時に当たるためです。
SumaMoniLiteを付けた場合は、後席モニターとの接触にも注意が必要です。
ナビ男くん公式でも、ワゴンやSUVで後席を倒して荷室を広げる際、シートと後席モニターが接触して破損するおそれがあると注意しています。
後席を倒すときは、モニターとの間隔を確かめてから操作してください。普段から荷室を広げて使うことが多い人は、取り付け後のシート操作も考えておく必要があります。
まとめ|新型RAV4の後席モニターは見たい映像から必要な構成を決める
新型RAV4(60系)は、適合する市販の後席モニターを後付けできます。ナビ男くんのSumaMoniLiteも60系RAV4に対応しており、取付費込み55,000円(税込)からです。
ただし、RAV4の純正HDMIは入力用で、後席モニターへの映像出力端子ではありません。後席で何を見たいのかによって、追加する機器が変わります。
- YouTubeやPrime Videoが中心
SumaMoniLiteとFire TV StickなどのHDMI対応機器を組み合わせる - 後席でもテレビを見たい
SumaMoniLiteに外付け地デジチューナーを追加する - テレビやBlu-rayなど複数の外部機器を前席・後席で使いたい
アンドロイダーも使える - ネットでリアモニター用品を探す
50系向けの商品と混同せず、60系への適合まで確かめる
SumaMoniLiteでは外付け地デジチューナーを追加でき、アンドロイダーではストリーミング機器、テレビチューナー、Blu-rayプレーヤー、後席モニターまで組み合わせられます。用途に合わせて必要な機器だけを選べば十分です。
先に「後席で何を見たいか」を決めれば、必要のない機器まで追加せずに済みます。YouTube中心ならシンプルに、テレビやBlu-rayまで使うなら必要な機器だけを足していけば十分です。
