「新型ステップワゴンにはHDMI端子が付いているの?」
「探しても見つからないけど、後から付けられる?」
ステップワゴンでFire TV Stickなどを使いたいとき、最初に分かりにくいのがHDMIです。
結論からいうと、RP6・RP7・RP8のステップワゴンでも、HDMI端子がすべての車に最初から付いているわけではありません。
確認したいのは、車の型式だけではなく、
- 装着しているナビ
- そのナビがHDMI入力に対応しているか
- HDMI接続コードが取り付けられているか
の3点です。
Hondaはステップワゴン向けGathersナビ用としてHDMI接続コードを設定しています。現在の純正HDMI接続コードは4,400円(税込・取付費別)です。
この記事では、「自分のステップワゴンでHDMIが使えるのか」を順番に確認していきます。
なお、この記事で扱うHDMIは基本的に、Fire TV Stickなどの外部機器からナビへ映像や音声を入れる「HDMI入力」です。
「純正ナビからHDMIケーブルを使って、市販の別モニターへ映像を出したい」という意味のHDMI出力とは分けて考える必要があります。
Hondaが案内している純正HDMI接続も、HDMI出力を備えた外部機器をナビへ接続して映像・音声を再生する使い方です。
新型ステップワゴンのHDMIは標準装備とは限らない
最初に押さえておきたいのは、
「ナビがHDMI対応」=「すぐ挿せるHDMI端子が車内に付いている」ではない
ということです。
現在の11.4インチHonda CONNECTナビ「LXM-264ZFLi」などはHDMI接続に対応していますが、HondaもHDMI機器を利用するには、仕様に応じてHDMI接続コードやジャックが必要と案内しています。
そのため、
「RP8だからHDMIが付いている」
「新型ステップワゴンだから標準装備」
とは判断できません。
まずナビの型番を確認する
最初に確認したいのは、今付いているナビの型番です。
同じRP6・RP7・RP8でも、年式によって設定されているナビが違います。
たとえば、2022年発売当初の資料ではLXM-237VFLi/237VFNiなどが掲載されていました。一方、現在はLXM-264ZFLiなどが設定されています。
この記事でナビ型番を全部覚える必要はありません。
大切なのは、
「ステップワゴンの年式だけで判断せず、自分の車に付いているナビの型番を確認する」
ことです。
ナビ本体や取扱説明書などで型番を確認し、そのナビがHDMI入力に対応しているかを調べましょう。
HDMI対応でも接続口が付いていないことがある
ここが特に迷いやすいところです。
ナビ本体がHDMI入力に対応していても、車内までHDMI接続口を引き出すコードが付いていなければ、そのままHDMI機器を挿すことはできません。
「HDMI対応と書いてあるのに端子がない」ということもあります。ナビの対応状況と、接続コードの有無は分けて確認した方が分かりやすいです。
端子が見つからないからといって、すぐに「HDMIは使えない」と判断する必要はありません。
ステップワゴンのHDMI端子はどこにある?
ここは年式によって一括りにしない方が安全です。


Hondaの2025年5月版と2026年3月版の資料では、純正HDMI接続コードの取付位置はセンターロアーカバー部と明記されています。
一方、2022年当初のRP6・RP7・RP8向け資料にもHDMI接続コードは設定されていますが、資料上では現在のように取付位置まで明記されていません。
そのため、
2025年5月以降の現行純正構成ならセンターロアーカバー部を確認し、それ以前のRP6・RP7・RP8では装着されているHDMI接続コードやナビの仕様を確認する
という考え方が確実です。
「RP6・RP7・RP8なら全部ここにある」と決めつけない方がいいでしょう。
純正HDMI接続コードが付いている場合
Honda純正HDMI接続コードが装着されていれば、HDMI出力を備えた機器を市販のHDMIケーブルで接続し、対応ナビへ映像と音声を入力できます。
現在の純正HDMI接続コードのコネクタは標準タイプです。
探してもHDMI端子が見つからないとき
HDMI端子が見つからなければ、
- ナビの型番を確認する
- ナビがHDMI入力に対応しているか確認する
- HDMI接続コードが付いているか確認する
この順番で調べれば十分です。
ナビがHDMI入力に対応していれば、HDMI接続コードを追加して使える可能性があります。
反対に、ナビ自体がHDMI入力に対応していなければ、端子だけを追加してもHDMI映像を入力することはできません。
HDMIがないステップワゴンでも後付けできる?
後付けできるかどうかは、現在のナビにHDMI入力があるかで大きく変わります。


ナビにHDMI入力があれば後付けできる場合がある
現行ステップワゴンには、Honda純正HDMI接続コードが設定されています。
2026年3月時点では4,400円(税込・取付費別)で、標準取付時間はガソリン車が1.4時間、e:HEVが1.6時間です。Gathersナビと同時に取り付ける場合は標準取付時間が短くなります。
つまり、
「新車購入時にHDMIを付けなかったから、もう使えない」
とは限りません。
対応ナビなら、後からHDMI接続環境を追加できる可能性があります。
ナビ自体がHDMI入力に対応していない場合
ここは注意が必要です。
ナビ男くんのHDMI新設施工でも、ナビ本体側にHDMI入力端子が備わっていない場合は、HDMI端子を新設できないと案内しています。
HDMIらしい接続口だけを増設すれば解決するわけではありません。
施工を依頼する場合も、まずナビ型番を確認することが大切です。
5代目RP1~RP5の場合もナビを確認する
5代目ステップワゴンのRP1~RP5も、「旧型だからHDMIは使えない」とは一括りにできません。
ナビ男くんの商品ページでもRP1~RP5が主な対応車種として掲載されていますが、実際に施工できるかどうかはナビの仕様によって変わります。
この記事ではRP6・RP7・RP8を中心に扱っていますが、RP1~RP5でも考え方は同じです。
まず装着ナビを確認してください。
ステップワゴンのHDMIには何を接続できる?
HDMI入力を使える状態なら、HDMI出力に対応したデジタル機器から映像と音声をナビへ入力できます。
Hondaも、HDMI出力を備えたデジタル機器などを接続して、動画や音楽をナビ画面で再生できることを案内しています。
使い方の一つがFire TV Stickなどのストリーミング機器です。
ただし、Fire TV StickをHDMIへ挿すだけですべて準備完了というわけではありません。
HDMI入力のほか、機器への給電とインターネット接続環境も必要になります。
YouTubeを見るための具体的な接続方法やFire TV Stickとの組み合わせについては、別記事で詳しくまとめています。


走行中はHDMI映像を前席ナビで見られる?
Honda純正状態では制限があります。
現在のLXM-264ZFLiでは、安全のため走行中はナビ画面にHDMI映像が表示されず、音声のみとなります。
停車中には映っていたのに、走り始めると映像が消える場合、HDMI機器の故障とは限りません。
純正ナビ側の安全仕様です。
Fire TV Stickを付けることと、走行中に前席画面へ映像を出すことは別です。HDMIを追加しただけでは、純正ナビの走行中表示制限は変わりません。
走行中に同乗者が前席ナビで映像を見るためのテレビキャンセラーについては、別記事で詳しく解説しています。


運転者が走行中に映像を注視するのは危険です。映像を見る場合は、同乗者向けとして安全を優先してください。
HDMI映像を後席モニターにも映せる?
対応するHonda純正リア席モニターが付いていれば、ナビへ入力したHDMI機器の映像を後席へ表示できます。
Honda公式でも、ステップワゴン用リア席モニターについて「ナビに入力したHDMI機器の映像」を表示できると案内しています。
ここでもポイントは、ナビのHDMI端子から市販モニターへ直接HDMI出力しているわけではないことです。
Honda純正リア席モニターは、対応ナビと専用の構成で接続され、ナビへ入力されたHDMI映像を後席に表示します。
そのため、「純正ナビにHDMI出力端子があって、そこから好きな外部モニターへ映像を出せる」と考えるのは避けた方がいいでしょう。
家族が後席で動画を見るためにHDMIを追加するなら、純正リア席モニターとの組み合わせは使いやすい選択肢です。
ただし、リア席モニターそのものが付いていなければ、HDMIを追加しただけで後席に映像が出るわけではありません。
後席モニターをこれから取り付けたい場合は、別記事で詳しくまとめています。


HDMIを後付けすると工賃はいくらかかる?
HDMIを後付けするときは、部品価格だけで総額を比較しないことが大切です。
Honda純正HDMI接続コードは、2026年3月時点で4,400円(税込)です。
ただし、これは取付費を含まないメーカー希望小売価格です。実際の取付費はHonda販売店へ確認する必要があります。
一方、ナビ男くんではGathers向けのHDMI新設施工を扱っています。
2026年9月23日時点では16,000円(税込)で、車両への施工サービスを含む価格です。ナビ背面のHDMI入力をグローブボックスまで引き出し、HDMI機器への給電用USBポートもグローブボックス内へ設置する内容になっています。
そのため、
「Hondaは4,400円、ナビ男くんは16,000円だからHondaの方が安い」
と単純比較はできません。
Hondaの4,400円はHDMI接続コードの部品価格、ナビ男くんの16,000円は施工サービスを含む価格だからです。
ナビ男くんを検討するならナビ型番を先に確認する
ナビ男くんのHDMI新設が選択肢になるのは、
- ディーラーオプションのGathersを装着している
- ナビ本体がHDMI入力に対応している
- 現在HDMI接続口がない
- Fire TV Stickなどを使いたい
- 配線をグローブボックス内へまとめたい
といったケースです。
すでに純正HDMI接続口が付いていて、それで希望する使い方ができるなら、追加施工は必要ありません。
また、このHDMI新設サービスはGathers向けで、メーカーオプションナビには対応していません。 ナビ起動時に「Gathers」のロゴが表示されるかどうかが見分ける目安として案内されています。
ナビ男くん公式では、2023年8月頃から一部のステップワゴンでHDMI入力時に映像ノイズが発生した事例についても注意書きを掲載しています。
ナビ男くん側は調査の結果、純正ナビ側の問題と判断したとしていますが、これはHonda公式の見解ではありません。該当する症状が出た場合はHonda販売店への相談が必要になる可能性があります。
HDMIを後付けしたいなら、先にナビ型番を確認しておくと話が早いです。「ステップワゴンです」だけでは施工できるか判断できない場合があります。
現在のナビがGathersで、HDMI端子が付いていない場合は、ナビ男くん公式サイトで対応車種・ナビ・施工料金を確認できます。
自分のステップワゴンでHDMIを使えるか確認する手順
最後に確認する順番を整理します。
- ステップワゴンの年式・型式を確認する
- 装着しているナビの型番を確認する
- そのナビがHDMI入力に対応しているか確認する
- 車内にHDMI接続口が付いているか確認する
- 付いていなければHDMI接続コードや後付け施工を検討する
- 前席で走行中も映したいのか、後席で映したいのかを確認する
特に大切なのは、
「HDMI端子が見つからない=HDMIを使えない」と決めつけないことです。
RP6・RP7・RP8にはHDMI対応のGathersナビが設定されており、Honda純正HDMI接続コードも用意されています。
一方で、年式・ナビ型番・現在の装備によって条件は変わります。
まずナビ型番を確認する。
そのうえで、
今のまま使えるのか、HDMI接続コードを追加すればいいのか、施工を依頼する必要があるのか
を判断すれば、余計な部品や施工を追加せずに済みます。








